「邦楽」タグアーカイブ

「スワロウテイル」 YEN TOWN BANDの曲は25年間持ち歩きっぱなし








スワロウテイル

1996年の映画だからもう25年前。

ちょうど自分は中学生くらいで思春期真っ只中。

荒れてた頃もあったけど、女家庭で育ったからか家族に対して反抗期っていう時期はなかったんじゃないかな。たぶん。勝手にそう思い込んでるだけかもだけど。

でもなんか現実逃避したいとか、特別どこって場所はないんだけどどこか知らないとこに行ってみたいとか、そういうモヤモヤしたようなものはあって。

そんな頃に姉が繰り返し見てた映画のビデオテープが「スワロウテイル」。

近所のレンタルショップで借りてきてたんだと思うんだけど、また借りてきてる。って思うくらい何度も借りてて。

何度か一緒に見たりしたんだけど、ガキだったからかほとんど映画の内容の意味があまりわからなかったり。

ただ、なんていうのか映像の雰囲気?色合い?とか当時はビデオテープだからたまに映像の乱れとかがあるんだけどそれがまたよかったり。フィルム撮影だからかと思うんだけど。

監督・脚本は岩井俊二さん、音楽は小林武史さん、出演者の方も年月が経って見返せば見返すほど豪華で、CHARAさん、江口洋介さん、渡部篤郎さん、三上博史さん、山口智子さん、伊藤歩さん、小橋賢児さんなどなど。

特に渡部篤郎さんがカッコ良すぎるんよ。

見た人は解ると思うけど江口洋介さんの「◯◯キレ」って言うとこもかなり印象に残ってる。

今の世の中から考えると非現実的な話なのかもしれないけど、すごい人間味のある映画というか。

それぞれの解釈があるだろうし、いろんな意見があるだろうけどそれぞれの登場人物に自分を照らし合わせて見れるというか。

そうでなくても少し悲しい暗い内容かもしれないんだけどこの映画の世界観と、なんか定期的に再生したくなるところとか、まさにこの時代の映画ってとこがオススメ。





②Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜 / YEN TOWN BAND

「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜 / YEN TOWN BAND」

映画を見ていなくてもこの曲を知ってる人は多いのでは。

1996年だから今はほぼ見ない8cmCD。

作品内でCHARAさん演じるグリコがYEN TOWN BANDとしてやグリコとしていくつかの曲を唄うんだけどこの曲はエンディングで流れるだけで劇中では流れないんだよね。

当時のアルバム「MONTAGE」を持ってたんだけど今はなぜかディスクしかない。

これは本当名曲揃いでCDとしてもカセットテープでもMDでもiPodでもiPhoneでも25年間定期的聴いてる。

12インチのレコードも出てるんだけどそっちは持ってなくていつかは欲しいなあと思いながら20年くらい経ってしまった。Amazonとか探すけどもう見つからないんだよね。

こっちは4年くらい前に発売された7インチのレコード。

これは「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」と「My way」しか入ってないから開けない方が良かったかなあとか思ってる。

ちょうどこの前の年くらいに何度目かの再結成で新曲とかも出たんだよね。

その時の12インチ。

個人的には「MONTAGE」が名盤過ぎてそれには勝らなかったんだけど、こっちもかなりいいんで気になる方は是非。








配信サイト

2021年の世界、令和3年の日本は便利過ぎて家から出てレンタルショップに行かなくても配信アプリやサイトでほとんどの映画が見れちゃう素晴らしい世の中。

ネタバレ的なことは書きたくないんでってことでこの辺のアプリやサイトで配信されてる。っていう宣伝。



劇場で見たことないから劇場で再放映してほしいなあ。


てことで久々にまたスワロウテイルを見たから、こんな記事書いたんだけど気になった方は是非。

さっきも言ったんだけど渡部篤郎さんかっこよすぎ。

それでは皆様お身体お大事にしてください。

今日がいい日になりますように!











「private」を買ったよ、また広末涼子さんのレコードを買ったよ。って話。








最近のハマりもの。

「LOTTE 爽 あと味 爽快!とろける生チョコレート in バニラ ミルフィーユ仕立て」と、どこからどこまでが商品名かわからないけど。

ただうまい。数量限定とか言わずに定番化してください。




んで本題。

private / 広末涼子さん

今回は前回と違って偶然ではなく、発売日まで下調べしてからの来店。発売日には行けなかったけど。

前回の話はこれ。

広末涼子さんのアルバム「ARIGATO!」をレコードで購入した話

前回と同じく仕事帰り。

ハンズの奥、NHK前の駐輪場にバイクを停めて。

もちろん今回は堂々とポイントカードも出すつもり。

マンハッタンレコードの前が韻踏合組合に変わってた。

裏は般若さん。

今回の目的は広末涼子さんのレコード1枚、ただそれだけなんでマンハッタンレコードにも東急ハンズにも寄り道なし。

HMVに直行。

そしたらなんと、入口はいって一番手前、真正面で沢山の広末さんがお出迎え。

その中から1枚を選びレジへ。

聞かれる前からポイントカードを出し、Pontaカードも出す。

ここでなんだけど、最近出る復刻とか新譜のレコード高くないですか?平気で¥5,000近くするのね。

まぁ買うよ、それ目的で来たから買うけど。

今回は仕事帰りに寄ると決めてたからヘルメットバッグで来たのであります。袋はいりません!

そしてまっすぐ駐輪場に戻り、そそくさと帰宅。

ただいま〜と言いながら手洗い、うがいの後、バッグを自部屋にそっと置く。完璧。



そして深夜の1人の時間。開封の儀。

今回は2枚組。

シングル曲の「summer sunset」「ジーンズ」「明日へ」なんかが入ってて名盤。

たぶんCDが出たのは99年くらいで野島伸司さんのドラマの「リップスティック」に出演されてたくらいではなかろうかと長年のファンは記憶している。

このドラマ、いしだ壱成さん、窪塚洋介さんとか出演されてて主題歌はレベッカの「フレンズ」。内容は結構リアルなとても明るいドラマではなかったんだけど面白かったんだよね。

たしかDVD化されてなくて、ドラマのことも忘れてたんだけどFODで配信見つけてまた見直した。

これでアルバム2枚が揃ったわけだけど、そうなると次はベストアルバムのはずなんだよね。発売決まってんのかな、是非レコード発売お願い致します。

なんか他にもアルバム出てたような記憶もあるんだけど。

たぶん、実家に帰ればの段ボールに「MajiでKoiする5秒前」のCDから、「R」と「H」の写真集、「20世紀ノスタルジア」のビデオテープあたりから始まる我が青春の歴史が眠っているはず。

自分の部屋なんてものはとっくにないから、捨てられてる可能性もゼロではないんだけど、どこか実家の片隅で眠ってると信じたい。

はやく何の躊躇もなく実家に帰省や旅行に行ける世界に戻ってほしいね。

と、今回もおっさんの気持ち悪い話でした。

好きなタイプの芸能人は?というベタな質問に20年以上即答してるはず、「広末涼子」と。

それでは皆様、お身体お大事にしてください。

今日がいい日になりますように!










ココではないドコか / t-Ace おっさんの感想文






①Apple Music / YouTube

小室ファミリーが全盛期で、有吉弘行さんが猿岩石で「白い雲のように」唄っててでも自分は「ツキ」の方が好きで、KinKi Kidsが硝子の少年で、ドラクエはまだ6でダークドレアムを20ターン以内で倒してからのデスタムーアを倒してもらうイベント発生に必死で、セーブはすぐ消えるし、接触悪いとファミコンカセットにフッーってしてて、友達に連絡するのは家電がほとんどでピッチ(PHS)持ってる子が羨ましくて、あとたまごっちも。

そんな時代に中高生だった自分からすれば今はものすごく変わってしまって、

いろんな48や46グループがいて、有吉弘行さんは夏休みでハワイに行くのがテレビ放送されて(今年は国内だったけど)、KinKi Kidsは40代で、ドラクエは11で、現実世界と混ざったようなウォークなんてのもあるし、ソフトは物として買わなくてもダウンロードできるしセーブデータはバックアップできて、連絡手段は当時はメールもほとんど使われてなかったのに今ではLINEてのがあって、中高生でもスマートフォンを持ってて。

20年ちょっとですごい変化。まぁ20年て長いか。




今の若い子たちの環境で1番羨ましいのは、スマホについたカメラを持ち歩けること。

好きな時に家族、友達、好きな人と写真が撮れるし、フィルムを現像に出して1日待ったりすることもない。写ルンです使ってても枚数大事だから重要なとこでしか撮らなかったしね。

そんな時代だからもちろん音楽配信なんてなかったし、動画投稿サイトなんかもない。

Apple MusicとYouTubeなんか当時あったらポケットビスケッツやASAYANのモーニング娘。のCD販売企画も成立してなかったかもしれない。

プロモーションビデオ、今はミュージックビデオか。

ミュージックビデオといえばCD店のテレビで流れてるやつって認識。

音楽も自分はレコード好きだったからレコードも買ってたけど、大抵はCDを買うかレンタルしてカセットテープに録音。時間も決まってて自動反転録音ならいいけど古い機械だとわざわざ裏返しにして再生と録音ボタン同時押し。

だから配信で手軽に音楽が聴けて、ミュージックビデオが見れるようになるなんて考えもしなかったし、そうなった現在は確実に20年前よりずっと音楽が身近になった世の中だよね。

自分が好きだった日本語ラップはスチャダラパー、ブッダブランド、キングギドラ。海外ヒップホップだと2PAC、ファーサイド、ウータン・クラン、NAS、とかで今でもレコードでたまに聴いたりしてる。





②t-Aceさん

初めて聴いたのは妻から教えてもらって2年くらい前。

子供達は学校行ってたからいいけど、これ子供たちに歌詞を「どういう意味?」て聞かれたらなんて答えんだよていうような歌詞。

妻曰く、若い女の子に人気だから知ってると話の引き出し増えるよ!と。

そんなこんなでなんとなくいろいろ聴いてみたところ目に止まったのが「泣けるくらいの空の下で」てタイトル。

おっさんになると本当、雨よりも泣けるくらいの晴れって空の日が何度もあってタイトルだけでお気に入り追加。

そして1番聴いたのは「昨日より明日」て曲。

たまたまこのブログは今日より明日だけど、パクってはおりません。

歌詞に出てくる「要らない物は捨てた方がいい」ってとこ、まさにその通りで捉え方はいろいろあるだろうけど、生きてて自分が、これは要らない、この関係は切った方がいい、この方向は違うって直感で思ったものやことってたぶん正解だと思うんだよね。

のちのち不正解だったと思ったとしてもその時にはまた新しい選択肢がそこにはあるわけだし。




何カ月か前に仕事しながらt-Aceさんのインスタライブを見たんだけどファンの人に近いアーティストというか、会いに行けるアイドルともまた違って、人間らしいというか人間味があるというかなんかかっこいい。

おっさんがかっこいいとか言うと気持ち悪いなとか思いながらWikipedia見たらまさかのギリギリ自分の方が歳下だった。自分の方が歳上だと思ってた、ごめんなさい。

このブログは書いてるジャンルが限られてるから読んでくれてる人の層も限られてるかと思うんだけど、ジャンルとか関係なく言葉とかもかっこいい。

歌詞や歌手の人のすごいところって、いろんな捉え方をさせてくれるとこ。

これはこうだ!ってのがないから「私」を「僕」って感情や捉え方で聴いてもいいわけだし、「あなた」を子供にだって親にだって捉えて聴いてもいいわけだし。

十人十色じゃないけど、いろんな感想や共感を持てるのがすごいよね。そして持たせられる作り手の人が。

ポップ、レゲエ、ジャズ、ヒップホップ、リズム&ブルース、ロック、ソウル、ファンク、パンク、etc… 世の中にはものすごい数の音楽があってもちろん自分が好きなジャンルだけを聴くのもありなんだけど、ジャンル問わずなんでも聴いて、その時に自分がいいと思った曲を聴くことが自分のプラスになると思うんだよね。こんだけ配信で聴けるわけだからジャンルにとらわれるのは勿体ない。




ココではないドコ

だいぶ前置が長くなったけど、ここから感想。

とても考えさせられた曲であって、いろいろ思い出してしまった曲。

自分らの若い頃は「頑張れ」「逃げるな」「負けるな」的な歌が売れてて、実際の学生生活でも教えられることはそんな感じだから、それが当たり前ではあったんだよね。

ただ大人になって特に小中高生に思うことは、自分自身でいられなくなる所からは本当に逃げた方がいい。

むしろ「逃げる」って考え方より「めんどくさ、次行こ」くらいに捉えていいと思う。

自分の寿命まで生きていく中で最低限のイヤでもやらなきゃいけないことってのはたくさんあるけど、命をかけてまで行かなきゃいけない所や、命をかけてまでやらなきゃいけないことはたぶん令和の日本の小中高生にはない。

大人になれば凄い狭い世界に見えるんだけど小中高生にとっては学校や住んでる地域がほぼ全ての世界で、だからその場所が苦痛な場になってしまうと逃げ場がなくなる気持ちが凄いわかる。

ただ大人になると世界は狭いけど広くて、人にもよるだろうけど学生の頃の同級生とか大人になったら数年に一回何人かと会うか会わないか。

仲良くてもそんなもんだから、負を負わせた相手と一生会わないとか全然可能。そんな相手にこれからの長い人生狂わされるわけにはいかないでしょ。

自分にも大人になってだけど突然いなくなった人が近くにいたからこの曲を聴いて今回の記事を書いてみた。

結局理由もわからないままだったけど、周りには見えない何かがあったんだと思う。思うとしか言えない。

それは間違ってたよとか正しいよとか言う資格もないし、悲しいことだけど想像以上に周りの人は助けてくれないし気づいてあげれない。特に大人になれば毎日顔を合わすわけでも話すわけでもないしね。

今の世の中、「逃げてもいいよ」「やめちゃいな」って言ってくれる人は以前よりも増えたかもしれないけどなかなかそうさせてくれない。他人が口で言うのは簡単だけど当人からしたら相当難しいことだしね。

だからアーティストの方がこういう曲を発信してくれるのはチカラになるんじゃないかな。

「がんばれ」とか「夢を見ろ」的な曲で救われる人もいれば、「がんばるな」「今後のことなんか知らねえよ」的な曲で救われる人もいるだろうし。

曲の本当の意図は解らないし自分の捉え方は全く的外れなのかもしれないけど、人それぞれいろんな解釈をして、自分に重ねていいわけだから、歌詞にあるような、幸せそうに見えないようなパパとママにはなりたくないし、歳だけ重ねたクズにもなりたくないし、いつまでも子供に手招きできる親でありたいと思う。

少なからず自分はこの曲で考えさせられて、親としての在り方をもう一回見直すきっかけになった。ありがとうございました。





あとがき

長々とおっさんがあーだこーだ書いたけど、あくまで個人的な感想であって本当の歌詞の意味なんかはわからないんだけどね。まあ何度も言うけどそれが歌なわけだし。

荻窪にt-Aceさんプロデュースのつけ麺屋があるらしく行ってみたいんだけどおっさん1人で行けるようなところなのかな。

だらだら長文書いたから誤字脱字ありの可能性高いですが、大目に見てください。

それでは、いい日になりますように!