goro’s (ゴローズ ) [委託買取店に行ったがためにタイムスリップ感]






先日20数年来の友人から連絡がありゴローズ を売りたいんだがいい店は知らないかと。

自分はgoro’sに通い始めてから20数年、買取店で売ったことも買ったこともない。自分らの時代は買取店もほぼなく買い取ってくれる店ももちろん定価以下、そういう時代だった。

ただ友達の服と交換したりはしたなあ、今思うと勿体ないんだけどヤジリ2つとガンジャ+いくらかを払って当時大人気だったグッドイナフのスタジャンと交換した。結局数年後にそのスタジャンも竹下通りのビルの3階にあったRAGTAGで売った。

そう、名前忘れたけど18~19年くらい前に竹下通りの入り込んだところにあったんだよなあ、ゴローズ 買取店。買いはしないけど、当時ネットとかあまり普及してなかったから特注品やレア物を見に何回か行ったなあ、所謂冷やかし。その時代のゴローズ 好きなら一度は読んだであろうボーイズラッシュとかに広告が載ってたんだよね。そこに先輩と行った時、先輩が着けてたイーグルはお兄さんから売って貰った石と尻尾にフェザーをつけてもらってた特注のやつでそこの店員のおじちゃんが50万だかで買取するて言って「マジかよ!!」てビビった記憶がある。売りはしなかったんだけどね。同じデザインのイーグルはその先輩以外で見たことないんだけど似たようなのが以前400万だか500万で売られてるのネットで見た。恐ろしいね。

ゴローズは通ってるうちに顔を覚えてもらえたりすると買取店なんかで買ったものなんかすぐバレちゃうし買ってもゴローズに着けていけないなら本当無駄金で所詮買取店は社会科見学の場所て感じで当時ゴローズに通ってる人はほぼ買ったりはしてなかったんじゃないかな。

だいぶ話は逸れたけどその友人のゴローズ を売るって話。勘違いしないでもらいたいのは、この歳になると手放せないものの順位は変わってしまって、まず家族の生活・家族の将来が1番になるし、育ててくれた親にも出来る限りの恩返しはしたいし、ほかにもいろんな事情ができてくる。そうなってくると一般収入の身としてはまず自分自身の趣味だったり大切にしてるものを手放すてことを考えるのは当然のことなんだよね。だからゴローズ を売り飛ばすなんて!て思うゴローズ ファンの人はたくさんいると思うんだけど決して転売とかと同じ括りじゃないて思ってほしいな。

その友人とは一緒に何十回とゴローズ にも通ったし昔の写真見てもいつもお互いゴローズ をどこかしらにつけてる。この間会った時もつけてた、彼にとってゴローズは絶対手放したくはないはずなんだろうけど、本当に仕方ないいろんな事情もあり本人は決断してたんで、とりあえず自分も興味本位で後日2人で原宿の買取店2店舗に行ってみた。てのが本日の本題。




その2店舗の名前を出すわけにはいかないからA店とB店てことで。

とりあえず最後の記念にゴローズを背景に表参道の反対側から写真撮りまくってまずはA店。2店舗ともゴローズからそんなに離れてるわけじゃないから先月ゴローズ に行ったばかりの自分はとても悪いことをしているようで、誰かに見られてるんじゃないかとヒヤヒヤ。店内に入ると店員が2人いて友人がモノを出すと目の前で2人して触り始め長さとか重さとか計り出した。上部の知識はあるみたいでいろいろ話したり質問とかされてたけどけどたぶんほとんどゴローズ には行ったことがないんだろうなと横から見ててすぐわかる。なによりまだ買い取ってないものをポンて台に投げるのにはカチンときた。1人の店員に関しては持ってきたうちの3つを際どいからはじくと言い出した。マニュアルかなんかあるんだろうけど明らかにゴローズの上部と噂話で情報収集して解った気になってるタイプ。たぶん身につけてる物もゴローズ で自分で買ったものは1つもない。仕事だろうからまぁいいんだけど。

結果、買取参考価格みたいにネットに出してる額の10分の1以下の額を提示され友人は唖然。高価買取うたってたんだけどやばいね。1つを例に出すなら先金フェザーが○万と。20年前の定価以下。

友人が査定してもらってる間、店の中見てたんだけど同じような古いものでも50~60万とかで売ってんだよね。だからこれに関してはもう約20分の1。

とりあえず丁重にお断りすると次来ても同じ額は提示できませんとブランド買取店あるあるの発言。

それでもお断りするといくつかのモノを委託しないかと持ちかけてきた。販売額は友人が決めていいと、ただし手数料数%とると。

それならいいんじゃない?と思ったけど友人はお断り。それでも食いつく店員。今の相場はこれくらいだからどこ行ってもうちよりは買取額低くなるだろう、うちも信用があるから際どいものは店に置けないけどこの額なら買い取ってもいいと謎な発言。真贋には自信があるらしいけどほとんどのものを同じ時期にゴローズ で買っていた自分からすると笑える話。吾郎さんに名前を掘ってもらったこともある彼。20年以上前のゴローズ には通用しない真贋なのだろうなと。




委託の話なんだけど店内では100万近くで売られてるモノを委託では60万が妥当と言われると委託しようとは思えないよね。むしろ最初の全部の買取提示額より1点の委託販売額の方が高いてどういう仕組みよ。

丁重にお断りして退店。

最初は郊外にマンション買えるくらいの値がつくんじゃないかと淡い夢を抱いていた友人はテンションガタ落ち、自分はイライラ。

気を取り直してB店へ。

こちらも店員は2人。たぶんここもマニュアルがあってゴローズ自体にはほぼ行ったことないんだろうなて雰囲気の2人。とりあえずまた約7~8点ほどを提出。時間がかかるというので預けてしばらく外出。

ネイバーフッド裏でタバコ吸って原宿の思い出話なんかして数十分後店に戻るともう査定は終わっていたようでお待ちしてましたと。

友人が電卓を見せられて、おー!と言うので見せてもらうと、さっきとは別の意味で唖然。A店の提示額の約10倍以上。いや意味がわからない。

友人がA店では○○万て言われたと言うがB店の店員はそうですかーてなくらいで特に反応なし。

いや10倍よ?結果いくらだったかは言わないけど

1万なら10万、5万なら50万、10万なら100万、100万なら1000万よ?どういうこと?

原宿に到着した頃抱いていた淡い夢には届かなかったけど20年前の定価を考えると恐ろしい額。

結局気をよくした友人は1つだけ1番使用してたのをキャンセルし残りを買い取ってもらい取引終了。

目の前で数えられる福沢諭吉。1枚の銀行封筒に入りきらない札束。くれ!少しくれ!2枚くれ!




全ての取引が完了して退店。澄ました顔して店から出たけど、しばらく歩いて、騒ぎ出すおっさん2人。キディランド近くまで歩きタピオカ店に行く。子供達とはたまに行くけど、男同士では初めて。おっさん2人。しかも2人ともなんとなく笑ってる。店員さん若い女の子たちばかりだったけど特に気にせず友人の車に戻り2人でタピオカを飲む。タピる。

今大事なゴローズを売ってきたはずなのに、20数年前に欲しかったゴローズ を変えた時の帰り道のテンションを思い出した。ウェンディーズで、「特注できるようになったらツメバングルが欲しい」、「パイプベルトもほしい、でも2~3年かかるらしいよ」、「エリカ恐いわ!(エリカさん)」、「吾郎さんは本当は○○さんて名前らしい!、うそつけよ」なんかを話してた頃を思い出した。

もう多分一生、彼のジャラ着けは見ることができないし、今まで以上に2人でゴローズの話で盛り上がることはなくなるだろう。一緒に並ぶこともたぶんもうない。

あの頃は一生手放すことはないと思ってたし、ゴローズ で店員さんと商品以外の話ができるようになっただけですごい人間になった気がしてた。

今みたいにスマホにカメラがついてていつでも写真が撮れる時代じゃなかったし、待ち合わせの約束には自宅に電話して○○くんいますか?て時代だったし、木曜の怪談の広末涼子が可愛すぎたし、反町か竹野内かって一般人とはかけ離れた2人で女子が派閥を作ってた。そんな時代。

普通に友人がゴローズを売ったってだけなのにいろんなことを思い出した1日だった。

そんな1日。

自分はモノを処分する時、自分が死んだらただのゴミ。と思って処分するようにしている。

自分もいつかゴローズを手放す時がくるのだろうか。

ただ妻には言われている、あんたが突然死とかしたらゴローズの相続権は私にある、お母さんにも言っといて。と。